緩木神社(ゆるぎじんじゃ)
第12代景行天皇の頃に創られ、伊弉諾命(いざなぎのみこと)と伊弉冉命(いざなみのみこと)の二神を祀っています。その後、英彦山高僧覺満が緩木山で修行中に不思議な現象に遭遇し、英彦山の主祭神である天之忍穂耳命(あめのおしほほみのみこと)を併せ祀っています。緩木山上に神祠(しんし)を建立し、緩木大権現と奉唱。この頃に高源寺(現・竹田市九重野)が開山され、修験の霊場となりました。
戦国時代には大友宗麟による寺社排撃、天正14年には薩摩軍侵攻と二度にわたって社殿が破壊され、元禄時代に現在の場所に社殿下宮を創建し、明治の後期には九重野の里々に祀る神々を合わせて祀ることに。
五穀豊穣、殖産振興、疫病退除、武運長久といったご加護を願うことが出来ます。境内には、御神木の杉の木を始め、巨樹老木群が叢生(そうせい)する大変貴重で珍しく、神々しい場所となっていて必見です。昭和12年に国の天然記念物に指定されたクロマツの大木がありましたが、雷やシロアリ被害により伐採され、現在では切り株だけが残っています。
INFORMATION
緩木神社(ゆるぎじんじゃ)
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住所
〒878-0572 大分県竹田市大字九重野848番地
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駐車場
有
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アクセス
JR豊肥本線 豊後荻駅より車で20分